介護ニュース　コロナ禍と物価高で介護事業者の倒産は過去最多に

長引くコロナ禍や物価高などの影響から、2022年の介護事業者倒産件数は、過去最多の143件（前年比76.5％増）を記録した。新型コロナ関連を理由とした倒産が前年比5.7倍の急増。

介護報酬による固定されたサービス料金の一方で、光熱費や食材などの価格上昇を転嫁できないまま経営が悪化するケースもある。業種別では、「通所・短期入所介護事業」が69件（前年17件）と急増し、デイサービスの大手グループ会社の連鎖倒産が背景にある。

次いで、「訪問介護」も50件（同47件）と増加した。感染リスク回避を背景に利用控えが進んだほか、ヘルパーなどの人手不足も深刻さを増している。そのほか、「有料老人ホーム」は12件（同4件）で、資金繰りに行き詰まるケースもあった。

2024年に介護報酬と介護保険制度の改正を控えているが、本格的な高齢化社会が到来するが、運営の効率化や介護職員の処遇改善など課題が山積しており、介護事業者の倒産によって『介護難民』がさらに増える可能性も高まっている。

当施設におきましては、数多くのご利用者様に支えられ、おかげさまで開設10周年を迎えます。

今後ますます事業者間の競争が激化することも予測されますが、私たちはこれからも

「明日の元気を一人ひとりに」をテーマに、地域に密着した質の高いサービスをていねいに提供していきたいと考えております。